フルート, 歴史, 音楽

2分で分かる!フルートの歴史 〜中編〜

前編では、笛の発見について紹介しましたが、

今回は、現代のように、『横笛がフルートと呼ばれる時代まで』を、紹介していきます♪

前編はこちら。フルートの歴史 〜前編〜

端的に知りたい方は、こちらの動画でも紹介されています。

フラウト・トラヴェルソ

ヨーロッパでは、13世紀から18世紀半ばごろまで、

フルートといえば、縦笛のリコーダーのことでした。

横笛は、横向きで吹くという意味を込められた、

フラウト・トラヴェルソ  と呼ばれ、区別されていました。

ルネサンス期に入っても、ヨーロッパでは横笛はあまり一般的な楽器ではなく、

軍楽隊旅芸人などが演奏するだけのものでした。

ルネサンス・フルート

16世紀に入る頃から、

市民の間で行われるコンソート(器楽アンサンブル)で、

横笛も次第に使われるようになりました。

この頃のフルートは、現在、

ルネサンス・フルートと呼ばれ、

古楽器として今も復元楽器が製作されています。

現在のフルートは、キーを右側にして構えますが、

ルネサンス・フルートは左側に構えることもできました。

軽快によく鳴りましたが、

音域によっては音量音色が変わり不安定な楽器でした。

バロック・フルート

17世紀初頭からは、バロック時代と呼ばれ、

ルネサンス・フルートは音程の調節が出来ず、

半音を出すのが苦手で、低音と高音の音色の違いが大きいといった欠点があったので、

次第に使われなくなりました。

この時代もまた、フラウト・トラヴェルソと呼ばれ、

現在では「バロック・フルート」と呼ばれることもあります。

アムステルダムの木管楽器製作家 リチャード・ハッカの作った3分割フルートが、

現存する最古のバロック・フルートであるといわれており、

いつ頃誰によって最初に考え出されたのか、確かなことはわかっていません。

クラシカル・フルート(ロマンチック・フルート)


18世紀半ば〜19世紀前半までの古典派の時代になると、

・より多くの調に対応できるため

・不安定な半音を改善するため

に、バロック・フルートの改良が行われました。

これらの楽器もフラウト・トラヴェルソと呼ばれますが、

バロック時代のバロック・フルートと区別するために

クラシカル・フルート」や「ロマンチック・フルート」と呼ばれることもあります。

この時代になると、表現力に劣る縦笛(リコーダー)は廃れてしまい、

フルートといえば横笛を指すようになりました。

後編はこちら。フルートの歴史 〜後編〜